福沢諭吉と料理
福澤諭吉は好奇心旺盛で、食事においても先進的な人物でした。食事にまつわるエピソードも数多く残っています。
福澤諭吉は洋行中(海外に渡航している最中)に自炊をしたり、珍しい料理を聞いてくると自分でためしに作ってみることがありました。しかし、慣れていないせいもあってか、挑戦した料理での失敗談がいくつか伝わっています。
例えば、アメリカ滞在中に鮫(さめ)の天ぷらを作ろうとして危うく火事になりかけたり、知り合いの家にワッフルを作る道具があると聞きつけ、道具を借りてそば粉でワッフルを作ろうとしたものの水と粉の調整に失敗して台所を惨状にしたことなどがありました。
好奇心旺盛な福澤らしいエピソードです。