一太郎の迷子札

福澤諭吉の魅力

福澤諭吉は子沢山で、四男五女もの子供に恵まれました。子供を大切に思い、子煩悩であったことを示すエピソードが数多く残っています。

福澤諭吉の長男である一太郎には迷子札が与えられていました。迷子札は小判のような形をしていて、住所とともに、福澤諭吉倅(せがれ)・一太郎と書かれ、裏面には、魔よけとして一太郎の干支である亥(いのしし)が彫られていました。

神仏を信じない思想家としての福澤諭吉とはまた違う子煩悩な一面がうかがえます。

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